ネパールカグベニ村のカリガンダギ川原のジュラ紀のアンモナイトやベレムナイト化石を含む転石はヒンドゥー教徒にヴィシュヌ神の聖石「サリグラム」として珍重されますが、ベレムナイトはアンモナイトより少なく、原石表面に化石の端が現れた丸い部分を「ヴィシュヌ神の目」（画像１０番目）と呼ぶとのこと。本品では化石表面が黄鉄鉱化して真鍮色を呈し付着した黄鉄鉱結晶に多色のキラキラ感があります。現地に行って見るとこの村はヒンドゥー教徒でなくチベット仏教の村でしたが、寺のマニ車の下などのに化石丸石が赤い顔料で荘厳され鎮座していました。ネパールではヒンドゥー教徒が仏教寺院に参拝したり袈裟の僧がヒンドゥー教寺院を参ったりしていて両教の垣根は低いようです。仏陀はヴィシュヌ神の10のアバターの一人とされるとも聞きます。本品の化石露出部分は長さ４５ｍｍほど、原石の凹凸合体はかなり良好（画像１と８）でタテヨコ厚さ６５／５２／４２ｍｍほど。資料として2019年現地旅行記と写真CD添付。送料無料。なお、現地からの持ち出しは禁止ということで、本品は首都カトマンズでの購入品です。