bbi社製、WWII ELITE FORCEシリーズより発売されたアメリカ陸軍第101空挺師団ウィル・ベイリー曹長のフィギュアになります。品物にはドラゴンモデルズ社製フィギュアのように細かな設定やタイトルは明記されていませんが史実と照らし合わせると差し詰め　"第101空挺師団スクリーミング・イーグル所属の326空挺医療中隊ウィル・ベイリー先任曹長　1944 WESTERN FRONT" とでも付ける事が出来ると思います。第101空挺師団は1918年創設のNATIONAL ARMY(国民軍)第101師団本部に端を発する空挺師団ですが第一次世界大戦の頃にはまだ単座複葉式航空機が全盛の時代で大型輸送機を必要とする空挺師団としての運用は米国が第二次世界大戦に参戦以降の事になります。○チスドイツの電撃戦によるポーランド侵攻に於けるドイツ空軍降下部隊(ルフトバッフェ・パラトルーパー)の活躍を鑑みて米軍はその戦略的な効果を重要視、1942年には第101師団は厳しい降下訓練を経て空挺師団へと改編されます。第326空挺医療中隊は第101空挺師団と行動を共にするパラシュート降下能力を備えた医療部隊として編成されました。1944年6月のノルマンディー上陸作戦を皮切りに9月のマーケット・ガーデン作戦、12月のバルジの戦いと西部戦線での主要な降下作戦・防衛作戦に投入されました。米陸軍の歩兵師団が基本的に州単位で編成されるのに対し第101空挺師団は全ての州から召集された予備役兵によるエリート部隊で第82空挺師団オール・アメリカンと共に米陸軍の精鋭部隊として知られています。当時まだドラゴン社から発売されていなかった仕様のメディック(衛生兵)のフィギュアだったので高価でしたが入手しました。ただフィギュア本体が内箱に固定されており取り出せないためパッケージ裏面(写真9&10)の様にポーズをつけて愛でる事も無く大切に保管して来たお陰で非常に良いコンディションを保っています。フィギュアのクオリティも装備品の充実度もドラゴン社製品に負けない仕上がりです。パラシュートは元より折り畳み式の担架、点滴&医薬品も付属しています。ご興味がお有りのアメリカ陸軍ファンの方に3Nの条件付きで宜しくお願い致します。