私は、社会人になった22歳から79歳の今まで、＃郷土玩具　の素朴な魅力に惹かれて来ました。＃齋藤良輔 編の名著　「　＃郷土玩具辞典 」を道しるべに、全国の玩具を収集して、毎日毎日、大勢の人形たちと語り合い、とてもとても楽しい人生でした。 その私も来月で80歳、人生整理の断捨離の一環として、ファンの皆さんに、お譲りすることにいたしました。 大勢の人形たちの中から随時、「郷土玩具シリーズ」としてご紹介させていただきます。 シリーズ11 は、福島県会津の「 ＃会津若松張り子人形 」の ＃天神 です。この張り子人形は、400年前に会津藩主・蒲生氏郷が京都から人形師を招いて造らせ、殖産振興をしたのがはじまりといわれています。 若松人形の双璧は、天神と赤べこで、特に天神の端麗な美しさは、各地の天神の中でも出色のものとして賞賛されています。 天神は全体に張り子で作られていますが、大型の天神の首だけは特別に練り物で端麗に仕立てられています。私の天神もそうです。 私が購入した時、天神はもうかなりの年代ものでしたが、それからすでに40年経過し、私の天神の目元涼やかで温和で上品な顔つきは、もうどこにも出会うことができない、ブランドものになってしまいました。 ２個目に購入したのは、1個目より少し後ですが、代替わりした作り手になる2個目の天神は、同じく端麗ではありますが、涼やかな温和さが消え去り、睨みが効きすぎてしまっています。 そして最近の天神になりますと、最後の３枚目の写真のように、まったく別物といえるほど、魅力が失せてしまっています。 1個目の大型天神：高さ33センチ　横27センチ、奥行８センチ 2個目の天神：高さ21センチ　横17センチ　　　奥行き９センチ 1個目の天神を13,000円、2個目の天神を2,000円の合計15,000円でお譲りします。